L-Oba だいありぃ

愉しく083するブログ

東京レインボープライド ウィークです

f:id:L-oba3:20210429180309p:plain

日本に住む、だいたいの人にとって、なんのこっちゃいななイベントだと思いますが、今年は4月24日から5月5日まで、「東京レインボープライド ウィーク」です。
コロナイヤーで無ければ、例年代々木公園からのセクシャル・マイノリティパレードが行われたり、ブースが出たり、ステージでの講演やショーなどがあります。あいにく今年は密になれませんので、オンラインでの開催のみですが、それにしても、ここ数年の開催はスポンサー数も賛同著名人の数も多くなってきていて、静かに感動します。

私が初めてパレードに参加したのは2002年の19年前。
当時は「東京レズビアン&ゲイパレード」という、とても直接的な名前でした。
それは、まだセクシャルマイノリティが認知されていなかった為、あえてのネーミングだったのだと思います。あえて「いる」という事を強く打ち出していたのだと思います。スポンサーもゲイバーやレズバー、ゲイ・レズ系出版社が殆どで、厳しい予算の中で実行され、その頃は不定期の開催でした。

その当時、セクシャルマイノリティの人口比は2%と言われていましたが、今は9%くらいと言われています。だいたい左利きの人くらい人口くらいだそうです。これは、昨今増えてきたのでは無くて、オープンに出来るようになってきたというのがとても大きいと思います。
昔、左利きの人も矯正させられたように、セクシャルマイノリティを矯正させようとする傾向もありました。「矯正って!?」って感じですが、私の経験でも、占い師に「治しなさい、治ります」と言われたり、知人の旦那さんに「俺が治してあげる(3Pしよう)」と提案されたりしたので、病気みたいなものだとも思われていたようです。

「いる」という認識を広めるというのは重要な事です。
むやみにカミングアウトしようという意味ではなくて、少しだけでも「いるよ」を何かの形にできたら、未来の自分や誰かが、ほんの少しだけでも生きやすくなるかもしれない。「いる」事を表明した為に、気まずくなることもあるし、反発される事もあるけれど、それでも「いない」事にしてしまったら、レズビアンとしての自分は本当にいない事になってしまうので、言えるところでは言っていきたいですね。・・・なんてかっこいい事を言っていても、なかなか難しいですけどね。

先日、会社のおばちゃん上司が「”けみお”ってオカマなのー? やだー、知らなかったー」と、別の上司と無邪気に会話をしていました。おかまって、久しぶりに聞いたけど、まだ日本そんなか・・・。と呆れると同時に、ここではまだ言えないなと思ってしまいました。

しかし、本当にここ数年風通しの良さを感じます。
東京レインボープライドのオフィシャルYouTubeチャンネル、”すなっくニューレインボー”の中で勝間さんが、”カミングアウトしたことによって、変わったのは(180度中)5度くらい”と仰っていたのが印象的でした。それ、なんかすごく勇気もらえます。
この動画、ブルボンヌさんも、ミラクルひかるさんも、楽しいお話されているので、まだの方は是非。全4回です。ストレートの方にも観てほしい内容です。
↓ YouTubeリンク
https://youtu.be/uRKIOWkKCW0

今回はかなり真面目に書きましたが、たまにはね、真面目に書かなきゃいかん時もあるよね。