L-Oba だいありぃ

愉しく083するブログ

Lのおもひで~高校、お買い物編~

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こんな表紙だったんだ・・忘れていました。Amazonってなんでもあるね

今はAmazonで何でも買えますね。
漫画や本や動画もデータで手に入るし、少し検索すればとりあえず情報が手に入る時代、現在思春期の皆様は、ドキドキしながら何かを入手する経験を、どのように経ていくのか全く想像できませんが、私が十代だった1990年代は、インターネットどころか携帯電話さえ普及していませんでしたので、選択肢は一択、欲しいものは「現場に行って買う」です。

 

前置きですが、今は東京に住んでいますが地方出身です。すなわちこれは、新宿や渋谷や原宿の無い世界のお話です。
当時、高校生の私には、どうしても欲しいものがありました。
どうしても欲しいもの、それは、
「内田有紀1st写真集 YUKISS」。
レズですね、私も。


私は、小学校5年生の時に同級生の女の子に恋心を抱き卒業と同時に告白と失恋、中学(公立)でも大きな失恋を経験し、女子校など行ったら自分は絶対大変な事になると察していたので、共学の高校に行き、早々に「彼氏」なる人も作り、どうにか男性を好きになろうと努力していました。
しかし、彼には全く気持ちが動かず、隣のクラスの女の子にドキドキしていた高校1年の秋、当時としては画期的企画のドラマ、「その時、ハートは盗まれた」が始まりました。
とても要約すると、高校を舞台とした、かすかに、ほんのりレズビアン恋愛ドラマです。WIkiで検索したらもう少し詳しく書いてありましたが、概ねそんなところです。当時人気右肩上がり中の木村拓哉さんも出演し、主演は一色紗英さんで、その紗英さんがとまどいながら恋心を抱く相手役が内田有紀さんでした。
毎回引っ張る割には、今考えたらそんなにドキドキする? という内容だった気もしますが、レズビアンに関する情報も無く、コミュニティの存在などもちろん知らない地方の一高校生からしたら、同志を得たような気さえしたのです。家族に気付かれるのを恐れ、わざわざビデオに撮って夜中に観たりしてました。涙が出ますね。

 

どちらかといえば一色紗英さんにドキドキしそうな気がするのですが、何故か当時は内田有紀さんにときめいていました。気持ちが一色紗英さん役の方に同化していたのかもしれないです。
ほどなくしてドラマは終了。
内田有紀さんロスの日々。ああ、逢いたい・・・。
そんな時、出版された写真集が「内田有紀1st写真集 YUKISS」です。
いや、それは欲しいよ。買うしかないでしょ!


しかし、どうやって手に入れるのか。
近所の本屋にはあるかもしれないけれど、近所では中学の時の同級生に合う確率は高い。それは避けたい。
やはり街まで出て、大きな本屋に行こう!

そうして自転車を30分爆走し、街の本屋へ。
はたして「YUKISS」はありました。しかも平置き。目立っています。
よく考えたら、女性写真集のコーナーは、男性ばかりで女性もいないです。
買いづらい・・・。まだ、この本を手に取る→レジに行く→会計をするの手順がある。
出来れば店員さんはおじさんかおばさんがいい気がする。(なんとなく)
しかしこの書店は店員が全員若者。
脇に相当汗をかきながら悩む私。さらに遠い書店まで行くべきか。
しかし、そこまで行くにはさすがに電車に乗らねばならぬ。

参考書と漫画と文庫のコーナーを3往復くらいするも、散々悩んでその日は買えず、翌週意を決して欲しくもない本(タイトルやものは全く覚えていない)と一緒に遂に購入。
超達成感!!!!!


エロ本を買う男の子の気持ち、少し分かったよ。と思った私でした。
Amazonって、いいよね。