L-Oba だいありぃ

愉しく083するブログ

筋肉は裏切らない

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今週のお題「おうち時間2021」
2021年ゴールデンウィーク、この連休のテーマは掃除である。
こんなに掃除をしたことはかつて無い。

特に、キッチンまわりはやりがいがある。
シンク、ガス台、換気扇、食器棚、を拭き上げる、拭き上げまくる。
汚れの落ちていく様と濁っていくバケツの水に、光を取り戻した金属の質感に、脳と心がデトックスされていく。
こんなに無心になれるだなんて・・。
瞑想効果ではないか、新発見である。
キッチンの床のクッションフロアーを中性洗剤の泡で拭く、拭き取る。
拭く、拭き取る。拭く、拭き取る。拭く、拭き取る。ああ、これ、あれだわ
なんだっけ、”ワックス拭く、ワックス拭き取る”
「!!ベスト・キッドだわ!!」

ベスト・キッドは1984年製作のアメリカ映画で、当時小中学生の間でかなり話題になっていたので、40代の方はだいたい知っておられると思う。
流行った理由は、日曜洋画劇場か何かで何度かテレビ放映され、内容も強くなりたいいじめられっこ少年が、助けてくれた空手マスター「ミヤギさん」に憧れ、師匠ミヤギさんの元で修行して強くなっていくという、小学生でも超分りやすいストーリーなのと、ミヤギさんがマッチョな師匠ではないところだと思う。穏やかで良い感じのおじいさんなのだ、ミヤギさん。


有名なシーンがこの”ワックス拭く、ワックス拭き取る”で、車のワックスがけを通じて自然に空手の型が身についていた!! というやつで、すっ飛ばして解説すると、バカみたいかもしれないが、ワックスがけやペンキ塗りなど、日常の動きの中から空手の神髄を見出していくという発想が新しく、しかしもちろん最後はいじめてきた奴らと戦うわけで、勝つわけで、水戸黄門ばりの裏切らなさだ。なかなかいい作品だった。キャラクターもいいし。

 

まあいい、そう、「ベスト・キッド」だ。
空手かどうかは別として、掃除はなかなか体力を使う。
筋力も使う。
トイレの壁面掃除では、狭い空間で、奥の壁を拭くのに相当体幹が必要な体勢を取る事になる。
今回5連休中の2日間は各日7時間程掃除をしていた。
7時間やっても疲れないのだ。7時間出来てしまうというか。
そうか! 今までここまでの掃除ができなかった理由は、筋肉が無かったからかもしれない。だいたい3時間くらいで疲れるなと思っていた。
最近、この4年間ヨガと、ヨガをする為の筋トレを細々続けてきたお陰か、20代の頃より体が軽いのだが、そうか、筋肉は、日常生活でもこんなに重要だったのか!
新しい発見である。

 

気持ちさえ乗れば、長時間でも掃除が可能ということが今回の連休で分かった。
という事は、あとは気持ちを作る事を意識すればいいのだ。
大発見のように書いているが、結構多くの方が気づいているのかもしれない。
こんまりさんも、あんなに華奢に見えて、実はインナーマッスルが凄いのかもしれない。

やっぱり、筋肉は裏切らないんだな。