デジタルデトックスをしてみたら、思った以上に良かったよ
日曜日、これといった予定もないし、なんとなく目が疲れているし、頭もこっている感じがするし、前から気になっていた、デジタルデトックスをしてみよう! と、思い立った。
デジタルデトックスとは、インターネットにアクセスする時間を無くす、もしくは最小にして、インターネットとの関係を見直すことです。
パートナーのうさぎさんは、ここ数ヶ月目の下瞼が痙攣しているのと、眠りも浅いとのことなので、お誘いして、2人で行うことに。
私は日曜日0:00からスタートし、月曜日の朝まで(30Hくらい)。うさぎさんは、日曜日15:00スタート、同じく月曜日の朝まで、スマートフォン、パソコン、タブレット、Kindleには触らないことが唯一のルール。ただし、電話がかかって来たときは出てもOK。
我が家にはテレビは無いので、ブルーライトも全く見ないですみます。
元々私はそれ程デジタル依存でもないので、余裕。
むしろ触らないと決めた事でLINEやメールを気にしないようになり、気持ちが解放された。なかなか読み進められずにいた、漫画 少年少女日本の歴史を奈良時代から読み始めたら、恐らく大昔授業で教えて頂いたのだろうけれども、きれいさっぱり忘れているので、発見ばかりで面白い。鑑真、凄すぎる。タフガイ、鑑真! それにしても、庶民の生活はしんどい。特に農民。
かたやうさぎさんは、私よりもデジタル依存気味なので、始まる前から不安そう。
私が奈良時代を読み終わる頃、うさぎさんもデジタルデトックス開始。
暫く後、ふたりして、猛烈な眠気に襲われる。リラックスし過ぎなのかも。
ちょっと昼寝のつもりが一時間くらい寝てしまった、あっという間!
それにしても、朝からめちゃくちゃお通じが良い。良すぎる。17時までの間に3回も。何のデトックスかよくわからないけど、どうしたんだろう?
関係無い気もするし、関係している気もする。
穏やかに夕食。元々テレビもラジオもつけない食事が通常なので、特になんの変わり映えもないですが、あ、そうだ、あれなんだっけ? の検索をしないのは平和だ。
夕食後、平安時代に。それにしても天皇、都移し過ぎ。もう都はいいだろう。いい加減にしろと思う。造るの大変なんだよ、都も大仏も。
翌日の弁当作ったりなんだりで、でも今日は早く寝ようという事にして、23時就寝。あっという間に眠りに落ち、寝過ぎたかも!と思って起きたら6時でした。
こころなしか、眠りが深かった気がする。
うさぎさんは、眠りの質はそんなに変わらないけど、目の下瞼の痙攣が止まっているとのこと。ほんとだ、昨日までずっとぴくぴくしてたのに、全然なってない!
うさぎさん、半日しかデトックスしてないのに、これは、結構すごいのでは?
私は、関係あるのか無いのか分からないお通じの為(なんと朝から夜寝るまでに5回)、心なしかお腹周りがすっきりした気がする。目も頭もすっきりしている。
これは、定期的にやることにしよう。
新・平成の伊能忠敬(万歩計)は中年にお勧め
今年に入ってから、歴史に俄然興味が出てきた。
きっかけが、渋川春海を題材にした小説、「天地明察」を読んではまったからなのだけれど、多分この小説にはまれたのは、今の年齢で読んだからというのは大きい。
この小説は、一言でいえば、
ー20数年の歳月をかけた一大改暦プロジェクトに挑んだ、男達の物語であるー
プロジェクトX
である。こういうの、中年は弱いよ。
そんなきっかけで、歴史好きデビューした次第なので、現在の読み物の対象は江戸が中心。
まずは江戸からということで、お江戸アイドル堀口茉純さんにもはまり、最近はだいたい心が江戸に住んでいます。
そんな江戸のプロジェクトXリーダー、怪物の一人、伊能忠敬が、万歩計になっていますよと、Amazonさんが教えてくれた。
AmazonのAIは優秀すぎて怖い。
商品名「新・平成の伊能忠敬」いい感じに渋いですねー。
「新」だけど「平成」。
懐かしすぎるピクセル超荒い単色液晶!
しかもボタン電池で動いているので、充電いらず!
持って歩くだけ!シンプル!!
お値段はAmazon価格 2,509円(メーカーの希望小売価格は 5,500円)
スマートウォッチが 5,000円くらいで購入出来るこのご時世に、切り込み続けているメーカー、山佐時計計器株式会社にも恐れ入ります。
早速購入し現在 29日目。
実距離モードだと 19044.18㎞ で、これ途中でリタイアするパターンなので、50倍の速さで進む、高速モードで東京から出発して、北関東、東北、北海道をぐるっとして、東北、新潟、富山、石川ときて、本日福井に到着!
無事28日で28万歩をクリアしています。
平均1日1万歩。画像は7千歩代ですが、この日も無事1万歩を達成。
一日1万歩を達成すると、伊能忠敬が褒めてくれます。
充電不要というのは思った以上に手軽。カバンに入れておけばいいし、外出が楽しくなるし、むしろ歩行への義務感も生まれてくるし、1日1万歩をどうしてもクリアしたくなって、歩数を稼ぐために今までエスカレーター使っていたところを階段を使うようになった。褒められたいし。
歴史もいいけど、中年ですから健康も気にかけないとね。
とってもお勧めです。
HOKUSAI !
先月お友達から勧めて貰い読んだ小説、北斎の娘お栄(応為)を題材にした、朝井まかてさんの小説「眩(くらら)」が、最高過ぎて、北斎や応為の作品が見たくなりました。調べたところ「すみだ北斎美術館」で肉筆画展が開催中とのこと。ラッキー!!
絶対行きたい!
と、思っていたのに三週間くらい経ってしまった。
3週間の間に軽い二日酔いだったり、PCR検査を受けたり、雨がふったりしていたからなのだけど、遂に本日最終日。もう、何がなんでも行かねばならぬ、熱もないし、雨も降ってないし。
と、言うわけで行ってきました「すみだ北斎美術館」!初!
建物がおしゃれ過ぎて、入り口がわからなくて、ぐるぐるしてしまったのは私だけかしら…。
そして来ました!
筆魂!!←ふでだましい と読むみたいです。
今回の展示は北斎だけではなくて、all肉筆画(版画じゃ無くて手書き)の浮世絵を初期岩佐又兵衛から広重、国芳、北斎初期+北斎の弟子の作品などなど集めてくださり、見どころが満載。キャプションも丁寧で愛を感じます。並べ方も工夫されていて、見やすいです。北斎目当てで行ったのだけど、それ以外の思わぬ発見も多くて嬉しかったな。国芳の十返舎一九像が、武士姿で描かれていて、十返舎一九って、武士だったの!? という驚き。
そこに添えられた、辞世の句が
「この世をば どりゃおいとまに せん香の 煙と共に 灰(はい)さようなら」
って、めっちゃ格好いい! 洒落てる! そら国芳も描きたくなるよねと勝手に共感。
東海道中膝栗毛読まなきゃ!!
お目当ての北斎の作品はいわずもがな。
新しい実験も色々していて、深みに魅せられました。当時の現代美術アーティストです。美人画、風景、竜などはもちろん粋を極めていますが、目を引いたのが烏賊の絵を描いた扇子。何だか粋だわ。扇子に烏賊。そして烏賊の透明感!
当時にしては長寿すぎる90歳まで生きて、超多作の3万点越え、引っ越しも90回くらいしたそうな。どうしたらで90回も引っ越せるんだ。留まらないエネルギーに脱帽。私も43歳くらいで歳とか言ってちゃいけないわ、言ってないけど。
常設展の終わりには蝋人形の晩年の北斎とお栄さんが!
びっくりしたよー。クオリティー高いよ。
手の血管の感じとかすごい、夜中絶対動いていると思う。
最後にアンケートにアンケートに答えたら、疫病退散しおりまでくれました。
これで新型コロナウィルスも遠ざけられそうです。
そんなに広くないスペースだけど、大満足出来る展示でしたー!
また良さそうな展示があったら是非行こうと思います。応為の作品も見られたらいいな。